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二葉亭四迷は、日本の小説家、翻訳家で、本名は長谷川辰之助です。
筆名の由来は、処女作『浮雲』に対する卑下、特に坪内逍遥の名を借りて出版したことに対して、自身を「くたばって仕舞(め)え」と罵ったことによります。
自筆履歴書によると、1883年2月1日から1885年12月25日まで、当時の専修学校(現在の専修大学)で学び、卒業しました。
また、東京外国語学校(現東京外国語大学)露語科入学後、同科が改組されてできた東京商業学校(現一橋大学)第三部露語科を1886年1月に中退しました。
坪内逍遥と交流を結び、その勧めで評論『小説総論』を発表。
1887年~1891年の間に出された写実主義小説『浮雲』は言文一致体で書かれ、日本の近代小説の開祖となりました。
また、ロシア文学の翻訳も多くてがけ、ツルゲーネフの「あひゞき」「めぐりあひ」は特に有名。自然主義作家へ大きな影響を与えました。
後に、代表作である『其面影』『平凡』を書きました。
目次
エスペラントの話
平凡
遺言状・遺族善後策
嫉妬する夫の手記
小説総論
旅日記
浮雲
私は懐疑派だ
余が言文一致の由來
予が半生の懺悔
余が翻訳の標準